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気まぐれにNL・BLetc.健全から危ないモノまで。 今のとこメインはDMCとTOA。
2025年09月03日 (Wed)
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2009年11月06日 (Fri)
と言う訳で、俺は今兄さんを連れて待ち合わせ場所近くまで来ていた。名目はデート。男同士でしかも兄弟でとか寒すぎて笑えないが、兄さんは喜んでいるようだった。なんだかんだ言って二人で出掛けるのは俺がカタロンに入ってからは殆ど無かったから、俺も一緒に出掛けられるのは嬉しかったりする。デートという名目でなければ。まぁ、本来の目的はCBとの接触及び合流。尚且つ兄さんを逃がさないように、お土産にすることだ。結局俺は兄さんにCBに居たのかとは聞かなかったが、迎えに来ているはずの青年は嘘をついている風では無かったし、兄さんは聞いても聞き流したあげく絶対逃げると踏んだから、こうして言い訳をしているわけだ。
「ちょっと飲み物買ってくる、兄さんは何がいい?」
「ライルと同じでいいぜ」
てか一緒行くしと言う兄さんをなんとかはぐらかして、後ろからつけて来てないのを確認しつつ待ち合わせ場所ヘ向かう。既に青年が居てその隣には女性が立っていた。
「!貴方は…」
「ライ…」
「ロックオン・ストラトスだ」
よろしくと片手をあげれば女性は驚いたように目を見開いた。おそらく彼女も兄さんを知っているんだろう。
「でさ、ものは相談なんだが」
「なんだ」
「お土産連れてっていいか?」
我ながら変な表現だと思う。お土産は持っていくもので、連れていくものではない。
「…ものによる」
青年は少し悩んだ後そう言った。その時俄かに入口のほうが騒がしくなった。青年がぴくりと反応して急げと言った。
「ライル!」
騒ぎに気付いたのだろう兄さんが慌ててこちらに走ってくる、俺の影になっているからか青年と女性の事は見えてないらしい。走って来た兄さんの腕をがっちり捕まえた。
「じゃ、説明は後でするから行こうか?兄さん」
「は?ちょ、ライル?」
青年がなにか言いたそうにこちらに視線を投げたが、今は逃げるのが先だと判断したらしい。女性の手を引いて尚且つ逃がさないとでも言うように兄さんの服の裾を握って、走り出した。俺も同時に走り出す。意味が解らずぽかんとしている兄さんを引きずりながら走る速度をあげた。



続いた…
弟に拉致られる兄。
タイトル掠りもしない。
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