気まぐれにNL・BLetc.健全から危ないモノまで。
今のとこメインはDMCとTOA。
……我が愛しの半身達よ、望むことは?
ローレライがそう尋ねてきたのは音譜帯での暮らしに二人が漸く慣れて来た頃だった。
「特にはないな」
「俺もー。あ、でも約束」
「それはお前達が大爆発を起こしたから問題ないよ」
下界の人間が来ることの出来ない音譜帯は実はさほど下界との違いはない。ただ居るのがローレライやレム等といった音素集合体だけと言うだけだ。アッシュとルークはローレライの同位体つまりローレライと扱いは一緒なので音譜帯でも暮らしていけている。
「んーでも今一実感湧かないんだよなー…」
「確かに。いくら大爆発で俺とこいつが融合したとしてもそれは『アッシュ』でも『ルーク』でもない《ルーク・フォン・ファブレ》だしな」
「それでもお前達と記憶の共有はあるのだしお前達がここでのんびり過ごすことは悪いことじゃないだろう?」
一ヶ月程前大爆発の影響で不安定になっていた《ルーク》の躯が安定し提唱されている大爆発の基準の通りアッシュとルークは記憶を《ルーク》に与えた。あの場で死んだ自分達が帰るなんて事は考えていなかったからだ。それにきっと辛くて戻れないだろう。彼等を悲しませたのは紛れも無い事実だ。
「まだ、心残りがあるんだね」
「ない…とは言い切れないな」
「俺も、アクゼリュスの事とかイオンの事とか…あーもぉ!言い出したらきりがねーっ!」
仲間達の事はきっと《ルーク》が上手くやるだろう。何せ彼の中にはアッシュとルークが居る。《ルーク》自身には大爆発の間の記憶は無いので純粋にローレライが力を貸して仲間の元に帰れたのだと言うことにしてある。あの躯は第七音素だけで出来ているわけでは無いので、レプリカのように乖離することは無い。心配な事等なかった。
「なら、行っておいで」
「は?」
「ローレライ?」
ローレライはにっこり笑うと二人の頭に手を乗せた。まばゆい閃光が二人の目を焼く。
「救って見せて、俺も協力するから」
最後に聞こえたのはそんな言葉だった。
Next→コーラル城
ローレライがそう尋ねてきたのは音譜帯での暮らしに二人が漸く慣れて来た頃だった。
「特にはないな」
「俺もー。あ、でも約束」
「それはお前達が大爆発を起こしたから問題ないよ」
下界の人間が来ることの出来ない音譜帯は実はさほど下界との違いはない。ただ居るのがローレライやレム等といった音素集合体だけと言うだけだ。アッシュとルークはローレライの同位体つまりローレライと扱いは一緒なので音譜帯でも暮らしていけている。
「んーでも今一実感湧かないんだよなー…」
「確かに。いくら大爆発で俺とこいつが融合したとしてもそれは『アッシュ』でも『ルーク』でもない《ルーク・フォン・ファブレ》だしな」
「それでもお前達と記憶の共有はあるのだしお前達がここでのんびり過ごすことは悪いことじゃないだろう?」
一ヶ月程前大爆発の影響で不安定になっていた《ルーク》の躯が安定し提唱されている大爆発の基準の通りアッシュとルークは記憶を《ルーク》に与えた。あの場で死んだ自分達が帰るなんて事は考えていなかったからだ。それにきっと辛くて戻れないだろう。彼等を悲しませたのは紛れも無い事実だ。
「まだ、心残りがあるんだね」
「ない…とは言い切れないな」
「俺も、アクゼリュスの事とかイオンの事とか…あーもぉ!言い出したらきりがねーっ!」
仲間達の事はきっと《ルーク》が上手くやるだろう。何せ彼の中にはアッシュとルークが居る。《ルーク》自身には大爆発の間の記憶は無いので純粋にローレライが力を貸して仲間の元に帰れたのだと言うことにしてある。あの躯は第七音素だけで出来ているわけでは無いので、レプリカのように乖離することは無い。心配な事等なかった。
「なら、行っておいで」
「は?」
「ローレライ?」
ローレライはにっこり笑うと二人の頭に手を乗せた。まばゆい閃光が二人の目を焼く。
「救って見せて、俺も協力するから」
最後に聞こえたのはそんな言葉だった。
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