気まぐれにNL・BLetc.健全から危ないモノまで。
今のとこメインはDMCとTOA。
「カンタビレ…って信託の盾のか?」
アッシュが恐る恐る尋ねるとローレライはあっさりと「うん、そうだよ」と言った。実に軽い感じだ。
「今ここには師団長が全員召集されててね、他の六神将もいるよ。カンタビレって元々俺が地殻から外を見るために創った行動用の躯なんだ」
「あぁ、道理でしょっちゅう居なかった訳だ…俺に六神将が回ってくるくらいに…」
アッシュは溜息を吐いた。ルークはそんなアッシュを見ながらきょとんとする。
「まぁ、とりあえずまだ一日目だ。ヴァン達が俺を連れて此処を離れたのは誘拐うんぬんから二週間後だったから、今のうちに丸め込める奴は丸め込もう」
「ならディストからがいいんじゃないか?シンクはまだ作られてないし、アリエッタもオリジナルイオンの所居るはずだし」
「しっ、ルーク。誰か来る」
足音はしないが、人の近付いてくる気配がする。アッシュとルークは緊張で息を詰めたがローレライはのほほんとしている。
「ルーク、起きていますか?」
「あ、鼻タレディスト」
「きーっ、誰が鼻タレですかっ!!ってなんでレプリカルークはそれを知ってるんですか?」
扉を開けてはいってきたのは、ディストだった。
「ディスト、ドアを閉めてこっちきなよ」
「カンタビレ、こんなところに居たんですか。リグレットが探していましたよ」
「そーなの?解った行くよ。まぁ、どうせルークがヴァンを虐めたからいじけてどっか行ったの探す人手が欲しだけだろうとは思うけど。じゃあそういうことだ二人とも」
ローレライはわしわしとアッシュとルークの頭を撫でると、ひらひらと手を振って部屋を出ていってしまった。後には赤毛二人とディストが残される。
「ルーク」
「?」
「何であれを知っているんですか?」
「それよりさ、ディスト!俺とアッシュの同調フォンスロットあけてくれよ」
「…おかしなレプリカですね。普通スラスラと喋れるようになるまで暫く掛かるはずなんで…」
「あんまり詮索すると言うよ?」
「何を誰にですか」
「「ジェイド(鬼畜眼鏡)にネビリム先生のこととかいろいろ(な)」」
赤毛二人の攻撃にディストは顔を青ざめる。ダラダラと冷汗をかき、視線はどこか明後日の方を向いている。
「で、どうするんだ?」
「二人とも音機関の所まで来て下さい。ルークは歩けますか?」
「試してないからわかんない、アッシュ手貸して」
アッシュはルークに手を差し出し、ルークはそれに掴まって地に足を付ける。しかし直ぐにへたりこんでしまった。
「た…立てない」
「しかたねぇな」
立てないルークをアッシュは姫抱きで抱え上げるとスタスタとディストの元まで行く。
「わわっ!?アッシュ!?」
「我慢しろ、少なくともこの部屋よりはマシだろ」
「………ぅん」
確かにこんな部屋に居るよりかはアッシュにお姫様抱っこされている方がマシである。
「じゃ、ディストよろしく」
ディストは恐い恐い幼なじみを彷彿とさせる赤毛二人の笑みに耐えながら、あたふたと音機関を起動させるのであった。
Next→バチカル、ファブレ公爵家
「あ、ディスト」
「なんです、カンタビレ」
カンタビレはにっこりと笑いながらディストに近寄って行った。ディストはそういえば赤毛二人の笑い方はカンタビレそっくりだなと思いつつ振り向く。
『ディストはさっき何してたのかな?』
「何って…………?『さっき私は部屋でレプリカルークの資料を読んでいましたけど』」
「うん、なら『いいや』」
カンタビレの瞳が猫のように細まりディストは「全く、なんなんですか」と文句を宣いながら部屋に戻って行った。
「うん、これでよし。と」
カンタビレはディストの記憶の書き換えが上手くいったことに満足したのか、再びヴァンを探し始めるのだった。
アッシュが恐る恐る尋ねるとローレライはあっさりと「うん、そうだよ」と言った。実に軽い感じだ。
「今ここには師団長が全員召集されててね、他の六神将もいるよ。カンタビレって元々俺が地殻から外を見るために創った行動用の躯なんだ」
「あぁ、道理でしょっちゅう居なかった訳だ…俺に六神将が回ってくるくらいに…」
アッシュは溜息を吐いた。ルークはそんなアッシュを見ながらきょとんとする。
「まぁ、とりあえずまだ一日目だ。ヴァン達が俺を連れて此処を離れたのは誘拐うんぬんから二週間後だったから、今のうちに丸め込める奴は丸め込もう」
「ならディストからがいいんじゃないか?シンクはまだ作られてないし、アリエッタもオリジナルイオンの所居るはずだし」
「しっ、ルーク。誰か来る」
足音はしないが、人の近付いてくる気配がする。アッシュとルークは緊張で息を詰めたがローレライはのほほんとしている。
「ルーク、起きていますか?」
「あ、鼻タレディスト」
「きーっ、誰が鼻タレですかっ!!ってなんでレプリカルークはそれを知ってるんですか?」
扉を開けてはいってきたのは、ディストだった。
「ディスト、ドアを閉めてこっちきなよ」
「カンタビレ、こんなところに居たんですか。リグレットが探していましたよ」
「そーなの?解った行くよ。まぁ、どうせルークがヴァンを虐めたからいじけてどっか行ったの探す人手が欲しだけだろうとは思うけど。じゃあそういうことだ二人とも」
ローレライはわしわしとアッシュとルークの頭を撫でると、ひらひらと手を振って部屋を出ていってしまった。後には赤毛二人とディストが残される。
「ルーク」
「?」
「何であれを知っているんですか?」
「それよりさ、ディスト!俺とアッシュの同調フォンスロットあけてくれよ」
「…おかしなレプリカですね。普通スラスラと喋れるようになるまで暫く掛かるはずなんで…」
「あんまり詮索すると言うよ?」
「何を誰にですか」
「「ジェイド(鬼畜眼鏡)にネビリム先生のこととかいろいろ(な)」」
赤毛二人の攻撃にディストは顔を青ざめる。ダラダラと冷汗をかき、視線はどこか明後日の方を向いている。
「で、どうするんだ?」
「二人とも音機関の所まで来て下さい。ルークは歩けますか?」
「試してないからわかんない、アッシュ手貸して」
アッシュはルークに手を差し出し、ルークはそれに掴まって地に足を付ける。しかし直ぐにへたりこんでしまった。
「た…立てない」
「しかたねぇな」
立てないルークをアッシュは姫抱きで抱え上げるとスタスタとディストの元まで行く。
「わわっ!?アッシュ!?」
「我慢しろ、少なくともこの部屋よりはマシだろ」
「………ぅん」
確かにこんな部屋に居るよりかはアッシュにお姫様抱っこされている方がマシである。
「じゃ、ディストよろしく」
ディストは恐い恐い幼なじみを彷彿とさせる赤毛二人の笑みに耐えながら、あたふたと音機関を起動させるのであった。
Next→バチカル、ファブレ公爵家
「あ、ディスト」
「なんです、カンタビレ」
カンタビレはにっこりと笑いながらディストに近寄って行った。ディストはそういえば赤毛二人の笑い方はカンタビレそっくりだなと思いつつ振り向く。
『ディストはさっき何してたのかな?』
「何って…………?『さっき私は部屋でレプリカルークの資料を読んでいましたけど』」
「うん、なら『いいや』」
カンタビレの瞳が猫のように細まりディストは「全く、なんなんですか」と文句を宣いながら部屋に戻って行った。
「うん、これでよし。と」
カンタビレはディストの記憶の書き換えが上手くいったことに満足したのか、再びヴァンを探し始めるのだった。
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