気まぐれにNL・BLetc.健全から危ないモノまで。
今のとこメインはDMCとTOA。
「ですのー」
「…うぜぇ…」
ルークは思わず呟いた。ミュウが火を吹くお陰で難無く川は渡れるが、やっぱりなんか欝陶しい気がする。
「ですのー」
「お前、少し黙れ」
「みゅうぅ~」
ルークは溜息を吐いてミュウをティアに持たせる。
「えっ?」
「実はこういうの好きだろ?」
「う……ぅん//////」
「俺的にはイオンの方が癒される」
「僕がですか?」
イオンはきょとんとしながら聞く。勿論ルークが比べているのは、イオンとミュウではなくイオンとオリジナルイオンだが二人は気付かない。
「ここか?」
「そのようですね」
えぐれたような木の根の穴をルークが先頭で歩いていく。ライガクィーンの気遣いだろうか?魔物はいなかった。
「あ、記憶陣」
「あれには回復効果があるわ」
ティアが説明すると、ルークはほぇーと関心するそぶりを見せる。そんなルークを見ながらティアは可愛いと一人心の中で悶えていた。更に奥に進むと、ライガクィーンが待ち構えていた。
「…話し合う余地なしってか?」
ルークが呟くとライガクィーンが吠え、岩が落下してくる。ルークはそれを剣で弾くと、イオンを庇う。
「戦いましょう」
「それしかねぇな、ミュウ、お前はさがってろ」
ルークにしたがい、ミュウはイオンと共に下がる。ルークはライガクィーンに向かって駆け出した。ティアやイオンにばれないように詠唱する。いくらライガクィーンでもルークにはあっさり負けてしまうから解らないように回復をかけているのだ。ジェイドが来たら倒れたふりをしてもらう為に攻撃の際、ライガクィーンに囁きながら。
「くっ、強い」
「苦戦してるみたいですね」
「誰!?」
「詮索は後にしてください、貴方がたは援護をお願いします」
「わかった」
ジェイドがライガクィーンに攻撃を仕掛ける。どさりとライガクィーンの体が横たわった。
「やった…」
「イオン様、勝手に行かれては困ります」
「すみません、ジェイド」
イオンがジェイドに謝るとジェイドはへらりと笑っていた。正直不気味である。
「では、戻りますか」
「チーグルの長老に報告行ってからだ」
「そうね、ミュウ」
「はいですの」
ミュウが喋ったことに驚いたのか、ジェイドは少し眼鏡が擦れていた。ルークはそれを見て笑いそうになるが堪えた。
……………………………………………………
チーグルの長老への報告もすみ、ミュウを連れていくことになったが、ルークはイオンに先に行っててくれと言い残し、ジェイドやティアにばれないように離脱した。
「ライガクィーン」
巣に戻って見ると、やはりジェイドの攻撃は痛手だったのか傷付いて動けないでいるライガクィーンがいた。卵は孵化したようで、仔ライガがライガクィーンの廻りで心配そうに寄り添っていた。
「今治しますね?」
ルークはもしジェイド達が追って来てもルークが譜術を使えるとばれないようにグレースの姿でライガクィーンの元を訪れていた。
「口が悪くてびっくりしたでしょう?実はあれが素なんですよ」
ライガクィーンは気にしてないとでも言うようにルークに頬を擦り付ける。仔ライガもルークにライガクィーンが懐いている様子を見て足元でじゃれていた。
「行ってください、あの軍人が戻ってきたら今度こそ殺されかねない」
ライガクィーンは仔ライガを引き連れてキノコロードの方へと駆けて行った。
「さて、これをこうして…」
拾って来た太めの枝で十字架を作り立てた。仮面を外し、ルークの姿に戻る。髪を上げてかつらをかぶって固定し、ルークはそこを後にした。
「ルーク、勝手にいなくならないで」
「ティア」
ライガの巣の入り口から出てくると息を切らしたティアが立っていた。どうやら探し回ったらしい。イオンは言わなかったようだ。
「ごめん」
「何してたの?」
「墓立ててた。簡単なやつだけど」
そこにマルクト兵士を数人引き連れたジェイドがやってくる。
「貴方たちの身柄を拘束させていただきます」
「へいへい。行こうぜ、ティア」
まるでこうなることを知っていたかのようなルークはジェイドの後を素直について行った。因みにタルタロスまでの道程の間でジェイドはルークの腹黒さを痛いほど痛感させられ、マルクト兵士は気まずさでカチコチになりながら護送をしていたのだった。
Next→タルタロス
・更新かなり久々だなぁ…
「…うぜぇ…」
ルークは思わず呟いた。ミュウが火を吹くお陰で難無く川は渡れるが、やっぱりなんか欝陶しい気がする。
「ですのー」
「お前、少し黙れ」
「みゅうぅ~」
ルークは溜息を吐いてミュウをティアに持たせる。
「えっ?」
「実はこういうの好きだろ?」
「う……ぅん//////」
「俺的にはイオンの方が癒される」
「僕がですか?」
イオンはきょとんとしながら聞く。勿論ルークが比べているのは、イオンとミュウではなくイオンとオリジナルイオンだが二人は気付かない。
「ここか?」
「そのようですね」
えぐれたような木の根の穴をルークが先頭で歩いていく。ライガクィーンの気遣いだろうか?魔物はいなかった。
「あ、記憶陣」
「あれには回復効果があるわ」
ティアが説明すると、ルークはほぇーと関心するそぶりを見せる。そんなルークを見ながらティアは可愛いと一人心の中で悶えていた。更に奥に進むと、ライガクィーンが待ち構えていた。
「…話し合う余地なしってか?」
ルークが呟くとライガクィーンが吠え、岩が落下してくる。ルークはそれを剣で弾くと、イオンを庇う。
「戦いましょう」
「それしかねぇな、ミュウ、お前はさがってろ」
ルークにしたがい、ミュウはイオンと共に下がる。ルークはライガクィーンに向かって駆け出した。ティアやイオンにばれないように詠唱する。いくらライガクィーンでもルークにはあっさり負けてしまうから解らないように回復をかけているのだ。ジェイドが来たら倒れたふりをしてもらう為に攻撃の際、ライガクィーンに囁きながら。
「くっ、強い」
「苦戦してるみたいですね」
「誰!?」
「詮索は後にしてください、貴方がたは援護をお願いします」
「わかった」
ジェイドがライガクィーンに攻撃を仕掛ける。どさりとライガクィーンの体が横たわった。
「やった…」
「イオン様、勝手に行かれては困ります」
「すみません、ジェイド」
イオンがジェイドに謝るとジェイドはへらりと笑っていた。正直不気味である。
「では、戻りますか」
「チーグルの長老に報告行ってからだ」
「そうね、ミュウ」
「はいですの」
ミュウが喋ったことに驚いたのか、ジェイドは少し眼鏡が擦れていた。ルークはそれを見て笑いそうになるが堪えた。
……………………………………………………
チーグルの長老への報告もすみ、ミュウを連れていくことになったが、ルークはイオンに先に行っててくれと言い残し、ジェイドやティアにばれないように離脱した。
「ライガクィーン」
巣に戻って見ると、やはりジェイドの攻撃は痛手だったのか傷付いて動けないでいるライガクィーンがいた。卵は孵化したようで、仔ライガがライガクィーンの廻りで心配そうに寄り添っていた。
「今治しますね?」
ルークはもしジェイド達が追って来てもルークが譜術を使えるとばれないようにグレースの姿でライガクィーンの元を訪れていた。
「口が悪くてびっくりしたでしょう?実はあれが素なんですよ」
ライガクィーンは気にしてないとでも言うようにルークに頬を擦り付ける。仔ライガもルークにライガクィーンが懐いている様子を見て足元でじゃれていた。
「行ってください、あの軍人が戻ってきたら今度こそ殺されかねない」
ライガクィーンは仔ライガを引き連れてキノコロードの方へと駆けて行った。
「さて、これをこうして…」
拾って来た太めの枝で十字架を作り立てた。仮面を外し、ルークの姿に戻る。髪を上げてかつらをかぶって固定し、ルークはそこを後にした。
「ルーク、勝手にいなくならないで」
「ティア」
ライガの巣の入り口から出てくると息を切らしたティアが立っていた。どうやら探し回ったらしい。イオンは言わなかったようだ。
「ごめん」
「何してたの?」
「墓立ててた。簡単なやつだけど」
そこにマルクト兵士を数人引き連れたジェイドがやってくる。
「貴方たちの身柄を拘束させていただきます」
「へいへい。行こうぜ、ティア」
まるでこうなることを知っていたかのようなルークはジェイドの後を素直について行った。因みにタルタロスまでの道程の間でジェイドはルークの腹黒さを痛いほど痛感させられ、マルクト兵士は気まずさでカチコチになりながら護送をしていたのだった。
Next→タルタロス
・更新かなり久々だなぁ…
PR
この記事にコメントする