気まぐれにNL・BLetc.健全から危ないモノまで。
今のとこメインはDMCとTOA。
※一部濡れ場があるのでご注意
夜のタタル渓谷は静かだ。魔物の大半は眠ってしまっているし、チーグルも眠っているようだ。ルークはその薄暗い夜道を歩いていく。タンタンとリズミカルな足音は水の音に掻き消されるくらい小さな物だ。
「ライガクィーン」
巣穴のような木の根の下で眠っているライガクィーンにルークは呼び掛けた。ぴくりとライガクィーンの耳が動く。
「こんな遅くにすみません、グレースです」
ライガクィーンは目を覚ましたのか、向くりと起き上がってルークを見た。
「少しお願いがありまして、私が明日の昼また来たら倒されたふりしてキノコロードの奥に隠れて下さいませんか?」
ライガクィーンはきょとんと首を傾げる。
「このままではいずれ討伐隊が来るでしょう。私は貴女に死んで欲しく無いんです。それにキノコロードの奥でしたら食事には困りませんし」
ルークはそこまで言って、ライガクィーンに近寄る。
「アリエッタの妹や弟、早くかえるといいですね」
ライガクィーンはルークにほお擦りをした。どうやら了承してくれたらしい。
「明日、私違う姿で来ますけど大丈夫ですか?」
するとライガクィーンはぴすぴすと鼻を鳴らした。臭いでわかると言っているらしい。
「では、おやすみなさい」
ルークは最後にぎゅっと抱きしめてライガクィーンの元を去った。
……………………………………………………
「っあ…は…アッシュぅ…俺もぉ宿戻んなきゃ…ティアに抜け出したのばれちゃうっ」
「そう言いながらこんなに締め付けて離さねぇのはお前だろうが」
「ひぅ…もぉおっきくしちゃ、やぁ…あぁ---っ」
びくんと身体を痙攣させてルークは達した。追うようにアッシュも達する。ここはチーグルの森の入って直ぐの場所で、いつ人が来るか解らないような所だ。
「ルーク…」
「ん…アッシュ、抜ぃて」
「無理させたな…」
「いぃよ…アッシュだもん」
ルークは苦笑しながらアッシュをズルリと引き抜く。ぼたぼたと秘部からアッシュの放った白濁が零れる。卑猥な光景にアッシュは眩暈がした。
「ルー…「グレース」」
言い直させるルークにアッシュは苦笑して回線でルークの名を呼んだ。直ぐに回線で「なぁに?」と返ってくる。
『愛してる、ルーク』
「っ//////」
「お前は?」
「あ…あぃして…ます…アッシュ//////」
真っ赤になりながらルークはアッシュに告げると、アッシュは満足したようでルークに口付けた。
『もう行くね?またねアッシュ』
『あぁ』
ルークは顔を真っ赤にしながらパタパタとエンゲーブの方へ走って行った。ルークが宿に戻るとティアは眠っていた。音も気配も消して浴場へと向かう。宿屋の主人は家に帰っているようでフロントには誰もいなかった。湯で情交の跡を流してしまってルークは布団に潜り込む。目をつぶれば夢が見れた。愛しい恋人の夢。
……………………………………………………
翌朝ルークは謎の重みで目が覚めた。横を見るとミルクティー色の髪が広がっている。
「!?」
「…おはよう」
「ティアなんで同じ布団で!?」
「?貴方が寝ぼけて引きずり込んだんじゃない」
「そっか、悪かったな」
ルークはするりとベットから抜けだすと数回伸びをした。パキリと骨のなる音がする。
「よっし、チーグルの森行くか!」
「えっ?」
「犯人突き出してやろうぜ」
ルークはティアの手を引いてチーグルの森へと向かう。ティアは真っ赤だった。
「あれ、イオンじゃないか!?」
チーグルの森の入口で、魔物に囲まれているイオンを見つけ二人は焦る。
「まずい、イオン!ダアト式譜術使うなっ!!」
「えっ」
「ルーク!?」
叫んだルークは既に駆け出していた。地を蹴って跳躍、そのまま凪ぐように一閃。イオンを抱えてバックステップ。まるで踊るかのような一連の動作。それはヴァンの使う剣術とは似ても似つかない。
「ティア、イオン頼むな」
「ルーク!」
「凍っちまえ!守護氷槍陣っ」
パキンと氷の砕ける音と共に、魔物は消え去っていた。ルークの横顔に表情は全く見受けられない。ティアはぞっとした。ルークの目は軍人のそれだった。
「大丈夫か!?イオン」
「えぇ、僕は。ありがとうございます、ルーク」
「チーグル探しに来たんだろ?一緒に行こうぜ」
ルークはひょいとイオンを横抱きにして、すたすたと進む。ティアは溜息を吐いて、ルークの後を追う。
「何故、僕がチーグルを探しに来たと解ったんですか?」
「昨日の今日だしな」
「そうですか…」
ルークはイオンを下ろして笑う。昨日の事はもう怒っていないらしく、イオンはほっとした。
「きちんと挨拶してなかったな。俺はルークでこっちが〈モース大詠士指揮下情報部第一小隊所属のティア・グランツ響長〉ヴァン師匠の妹だ」
「私、ルークに話したかしら?」
「カンタビレに聞いたんだよ。ヴァン師匠には妹がいるんだーって」
思わぬ名前が出てきてティアとイオンは驚いた。
「カンタビレと知り合いなんですか?」
「俺が掠われた時、見つけて貰ってからずっと友達だ」
ルークはにっこり笑う。そこにひょこひょことチーグルの仔供が歩いて来た。
「いた!イオン追っ掛けるぞ」
「あ、はい!」
逃げるチーグルの仔供をルークは音を立てて追う。理由は明確。逃げていく場所を知っているから。暫く追っているとチーグルを見失ってしまった。
「逃げられちまった…」
「そうですね」
イオンとティアは小走りに戻ってきたルークを見て不思議に思う。あれだけ動いているのに汗一つかいていない。息を切らしている様子もなかった。
「あ、そうだイオン。これやるよ」
「この譜石、どうしたんです?」
ルークがイオンに手渡したのは透き通ったように見える譜石。
「イオンにあげたかったから」
ルークは笑ってイオンに言う。イオンはそっと口にせず譜石を詠んで目を見開いた。
「ルーク、これを何処で?」
「 」
「ティア!?」
ルークが何か呟くと、ティアがふらりとよろけてしまった。
「大丈夫です、導師。少し眩暈がしただけですから」
「少し休むか?別にそんなに急いで帰る気はねぇし」
「いいの?」
「せっかく外に出れたんだ。暫く旅すんのも悪くねぇし、ヴァン師匠にスカートはかされそうになる心配もねぇ」
その場の空気が固まった。ティアは涙を流して兄さんと呟くし、イオンはイオンで微妙な表情だ。グレースの軍服がスカートなのを思い出したのだろう。
「泣くなよ…ヴァン師匠がスカート履いてるよりましだろー?」
それはそれで嫌だ。というか、かなり嫌だ。確実にキモい。
「あ、チーグル」
ティアが微妙に泣き崩れるなかルークの視線の先はさっきとは違うチーグルの仔供だった。こちらに気付くと一目散に逃げていく。三人はそれを追った。暫く行くと林檎が転がっていた。エンゲーブの焼き印が押されたそれをルークは拾い上げる。
「獣の気配がするわ」
「行きましょう、何故彼等がこんな事をするのか知りたい」
イオンが木の中に入っていってしまったのでルークとティアもそれに続く事にした。
Next→ライガクィーン戦
夜のタタル渓谷は静かだ。魔物の大半は眠ってしまっているし、チーグルも眠っているようだ。ルークはその薄暗い夜道を歩いていく。タンタンとリズミカルな足音は水の音に掻き消されるくらい小さな物だ。
「ライガクィーン」
巣穴のような木の根の下で眠っているライガクィーンにルークは呼び掛けた。ぴくりとライガクィーンの耳が動く。
「こんな遅くにすみません、グレースです」
ライガクィーンは目を覚ましたのか、向くりと起き上がってルークを見た。
「少しお願いがありまして、私が明日の昼また来たら倒されたふりしてキノコロードの奥に隠れて下さいませんか?」
ライガクィーンはきょとんと首を傾げる。
「このままではいずれ討伐隊が来るでしょう。私は貴女に死んで欲しく無いんです。それにキノコロードの奥でしたら食事には困りませんし」
ルークはそこまで言って、ライガクィーンに近寄る。
「アリエッタの妹や弟、早くかえるといいですね」
ライガクィーンはルークにほお擦りをした。どうやら了承してくれたらしい。
「明日、私違う姿で来ますけど大丈夫ですか?」
するとライガクィーンはぴすぴすと鼻を鳴らした。臭いでわかると言っているらしい。
「では、おやすみなさい」
ルークは最後にぎゅっと抱きしめてライガクィーンの元を去った。
……………………………………………………
「っあ…は…アッシュぅ…俺もぉ宿戻んなきゃ…ティアに抜け出したのばれちゃうっ」
「そう言いながらこんなに締め付けて離さねぇのはお前だろうが」
「ひぅ…もぉおっきくしちゃ、やぁ…あぁ---っ」
びくんと身体を痙攣させてルークは達した。追うようにアッシュも達する。ここはチーグルの森の入って直ぐの場所で、いつ人が来るか解らないような所だ。
「ルーク…」
「ん…アッシュ、抜ぃて」
「無理させたな…」
「いぃよ…アッシュだもん」
ルークは苦笑しながらアッシュをズルリと引き抜く。ぼたぼたと秘部からアッシュの放った白濁が零れる。卑猥な光景にアッシュは眩暈がした。
「ルー…「グレース」」
言い直させるルークにアッシュは苦笑して回線でルークの名を呼んだ。直ぐに回線で「なぁに?」と返ってくる。
『愛してる、ルーク』
「っ//////」
「お前は?」
「あ…あぃして…ます…アッシュ//////」
真っ赤になりながらルークはアッシュに告げると、アッシュは満足したようでルークに口付けた。
『もう行くね?またねアッシュ』
『あぁ』
ルークは顔を真っ赤にしながらパタパタとエンゲーブの方へ走って行った。ルークが宿に戻るとティアは眠っていた。音も気配も消して浴場へと向かう。宿屋の主人は家に帰っているようでフロントには誰もいなかった。湯で情交の跡を流してしまってルークは布団に潜り込む。目をつぶれば夢が見れた。愛しい恋人の夢。
……………………………………………………
翌朝ルークは謎の重みで目が覚めた。横を見るとミルクティー色の髪が広がっている。
「!?」
「…おはよう」
「ティアなんで同じ布団で!?」
「?貴方が寝ぼけて引きずり込んだんじゃない」
「そっか、悪かったな」
ルークはするりとベットから抜けだすと数回伸びをした。パキリと骨のなる音がする。
「よっし、チーグルの森行くか!」
「えっ?」
「犯人突き出してやろうぜ」
ルークはティアの手を引いてチーグルの森へと向かう。ティアは真っ赤だった。
「あれ、イオンじゃないか!?」
チーグルの森の入口で、魔物に囲まれているイオンを見つけ二人は焦る。
「まずい、イオン!ダアト式譜術使うなっ!!」
「えっ」
「ルーク!?」
叫んだルークは既に駆け出していた。地を蹴って跳躍、そのまま凪ぐように一閃。イオンを抱えてバックステップ。まるで踊るかのような一連の動作。それはヴァンの使う剣術とは似ても似つかない。
「ティア、イオン頼むな」
「ルーク!」
「凍っちまえ!守護氷槍陣っ」
パキンと氷の砕ける音と共に、魔物は消え去っていた。ルークの横顔に表情は全く見受けられない。ティアはぞっとした。ルークの目は軍人のそれだった。
「大丈夫か!?イオン」
「えぇ、僕は。ありがとうございます、ルーク」
「チーグル探しに来たんだろ?一緒に行こうぜ」
ルークはひょいとイオンを横抱きにして、すたすたと進む。ティアは溜息を吐いて、ルークの後を追う。
「何故、僕がチーグルを探しに来たと解ったんですか?」
「昨日の今日だしな」
「そうですか…」
ルークはイオンを下ろして笑う。昨日の事はもう怒っていないらしく、イオンはほっとした。
「きちんと挨拶してなかったな。俺はルークでこっちが〈モース大詠士指揮下情報部第一小隊所属のティア・グランツ響長〉ヴァン師匠の妹だ」
「私、ルークに話したかしら?」
「カンタビレに聞いたんだよ。ヴァン師匠には妹がいるんだーって」
思わぬ名前が出てきてティアとイオンは驚いた。
「カンタビレと知り合いなんですか?」
「俺が掠われた時、見つけて貰ってからずっと友達だ」
ルークはにっこり笑う。そこにひょこひょことチーグルの仔供が歩いて来た。
「いた!イオン追っ掛けるぞ」
「あ、はい!」
逃げるチーグルの仔供をルークは音を立てて追う。理由は明確。逃げていく場所を知っているから。暫く追っているとチーグルを見失ってしまった。
「逃げられちまった…」
「そうですね」
イオンとティアは小走りに戻ってきたルークを見て不思議に思う。あれだけ動いているのに汗一つかいていない。息を切らしている様子もなかった。
「あ、そうだイオン。これやるよ」
「この譜石、どうしたんです?」
ルークがイオンに手渡したのは透き通ったように見える譜石。
「イオンにあげたかったから」
ルークは笑ってイオンに言う。イオンはそっと口にせず譜石を詠んで目を見開いた。
「ルーク、これを何処で?」
「 」
「ティア!?」
ルークが何か呟くと、ティアがふらりとよろけてしまった。
「大丈夫です、導師。少し眩暈がしただけですから」
「少し休むか?別にそんなに急いで帰る気はねぇし」
「いいの?」
「せっかく外に出れたんだ。暫く旅すんのも悪くねぇし、ヴァン師匠にスカートはかされそうになる心配もねぇ」
その場の空気が固まった。ティアは涙を流して兄さんと呟くし、イオンはイオンで微妙な表情だ。グレースの軍服がスカートなのを思い出したのだろう。
「泣くなよ…ヴァン師匠がスカート履いてるよりましだろー?」
それはそれで嫌だ。というか、かなり嫌だ。確実にキモい。
「あ、チーグル」
ティアが微妙に泣き崩れるなかルークの視線の先はさっきとは違うチーグルの仔供だった。こちらに気付くと一目散に逃げていく。三人はそれを追った。暫く行くと林檎が転がっていた。エンゲーブの焼き印が押されたそれをルークは拾い上げる。
「獣の気配がするわ」
「行きましょう、何故彼等がこんな事をするのか知りたい」
イオンが木の中に入っていってしまったのでルークとティアもそれに続く事にした。
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